群馬県立中央中等教育学校
Gunma Prefectural Chuo Secondary School
 
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2018/03/15

5学年代表発表 (Global Studies III): 多文化理解を目指す教育

| by WMDjE
○研究の概要 
 「異文化理解」や「多文化共生」とは、文化の違いを認め、互いに尊重理解しようとする態度のことである。情報や人的物的交流が盛んになり、企業の海外での経済活動が加速するなど他の文化に接することが避けられない時代となった今、多文化、多様性の中での相互理解の必要性が唱えられる。このような現状を受けて私たちは、世界の人々の異文化理解をより促すためにできることを、教育の面から考えた。現在小中学校の国語の教科書で扱われる作品の原著発行国は限られている。日本人が世界に取り残されないよう、異文化への理解を得るためには固守的にならず新しい考え方を取り入れるべきだと考えた。そこで私たちは今回、それぞれ異なる複数の文化を経験している移民作家の文学を義務教育の国語学習に導入することを提案する。 
 移民文学の特徴とその教育への活用のメリットについて教えて頂くため、7月26日に立教大学異文化コミュニケーション学部、浜崎桂子教授のもとへ訪問した。移民文学に特有に表現されるものとして、2か国以上の文化を知っているからこその作者の悩み、日本語への異なる見方、個人の目線から見た文化の融合する様子などがある。訪問後、私たちは紹介を受けたうち4人の移民作家、ドイツへ移り住んだ多和田葉子さん、アメリカから日本へ渡ったリービ英雄さん、台湾出身の温(おん)又(ゆう)柔(じゅう)さん、在日韓国人の柳(ゆう)美里(みり)さんの作品を読んだ。言語をひとつの足掛かりに、複数の文化的価値観を考察したり、主人公が自らのアイデンティティを見つめなおす様子を描いたりしている内容で、生徒たちが多文化を知りまた生き方を考える参考になるだろうと考えた。実際読んでみると、作者の生い立ち等も並行して学んだほうが効果的と思われる文章だったので、最終的にそれぞれ一部分を抜粋し、小学校高学年から中学生向けの教科書の章として導入を提案した。
○今後の課題
 引用した作品の一部を実際に対象の小中学生に読んでもらい感想を聞き、そこからより良い教科書にするための修正をしたいと考えている。今回は小学校高学年と中学生向けへの提案に留まってしまったため、今後、ストーリーをかみ砕いて絵本にするなどの工夫をしたり小さい子でも分かりやすい物語を探したりして、小学校低・中学年への提案も行いたい。また、日本以外の国々の教科書を調査し、原著発行国や作者の出身国の多様性とその国の人々の他文化への理解度との相関性を考察することで、教科書を改善することの有効性をより確かなものとしたい。

15:01 | プレゼン・レポート

目標及び概要

群馬県立中央中等教育学校


「地球市民としての日本人」の育成を土台とした

グローバル・リーダー育成


概念図

1目標

現代の日本人に必要なグローバルな視野と多文化感覚、郷土意識を体験的に身につけ、国際的なコミュニケーションの手段として高度な英語運用能力を土台とし、グローバルな課題を旺盛な問題意識により発見・解決し、それを粘り強いチャレンジ精神と創造的、探究的思考力で積極的に解決できるグローバル・リーダーを目指します。

 

<具体的な目標=目指す生徒像>

①目指す生徒像「World Citizen(地球市民としての日本人)」(開校時からの目標)

  ○国際的な視野をもち、世界の人々から信頼される生徒

  ○進んで国際社会に参加し、協力することができる能力、態度を身につけた生徒

  ○英語コミュニケーション能力を備えた生徒

②グローバルな社会課題を発見し、解決に向けて主体的に活動できる生徒(※)

③リーダーとしての資質能力を備えた生徒(※)   (※②③はSGHによる追加)

 

SGHで目指すリーダー像>

高い外国語運用能力と世界の多文化の現状に親和的に対応できる感覚を身につけ、地球市民としての意識をもち、発見した課題の解決に際して明確なコンセプトやビジョンを示せる人材=グローバル・リーダー

 

2学習の概要

(1)グループ研究を主とする「WorldCitizen科」(1~6学年)

Multi CulturesⅠ・Ⅱ、Global StudiesⅠ・Ⅱ・Ⅲ、Contemporary Studies」で、主に第1・2学年では多文化学習、第3~5学年では課題発見・解決型のグループ研究、第6学年では英語を使ってグローバルな課題を議論する実践演習を行う。

 

(2)個人研究を主とする総合的な学習の時間=地球市民育成プロジェクト(1~5学年)。

ESD尾瀬学習、群馬探究、日本探究、世界探究、世界へ発信」の各単元において、郷土群馬や日本、現代国際社会をテーマに自己の在り方・生き方を考える個人研究を行う。

 

(3)体験・発表の場としての「SG学校行事」

グローバルウィークや日本の伝統文化を体験する行事を新設するとともに、継続しているイングリッシュキャンプ、海外修学旅行(海外フィールドワーク)、オープンスクール、国際観光文化都市修学旅行、百人一首大会、研究機関訪問等を充実させる。

 

(4)希望者対象の課外活動としての「明石プロジェクト※」

授業や行事を発展させた実践的研究活動や3月に2週間程度の海外研修を行う。各種コンテスト(全日本高校模擬国連等)、コンクール参加に向けて、少人数でのSGゼミ(スーパーグローバルゼミ)を学習活動の場とする。※本校創立に関わった元国連事務次長の明石康氏にちなんだプロジェクト。

 

(5)研究交流

全国SGHと県内高等学校を主な対象として、実践報告会を開催する。また、中央大学との連携により8月にハワイ大学のコーディネートによる1週間の海外研修を実施し、全日程で課題研究を行ったり、現地の高校生との交流・研究内容の発表を行ったりする。